御社殿(本殿・釣屋・拝殿) 江戸時代中期・寛延三年(一七五〇)再建。 本殿は三間社流造茅葺の壮大なもので、同形式の神社建築としては県下最大級のものです。毛利家による再建時の上棟札が残されており、拝殿の向拝中央などに毛利家の家紋「一文字に三星」が見られます。 出雲神社文書(山口県文書館に寄託) 室町時代末期から江戸時代の神社に関係する古文書群で、大 内義隆公の寄進状、毛利輝元公の掟書(神社でのきまりを書いたもの)などが伝えられています。 特殊神事 古代朝廷祭祀の流れを継ぐ、特殊な神事が残されています(七曲(なながまり)神事・蜷蒔(になまき)神事・千茅(ちがや)神事・誓能(せいのう)神事・七十五膳大献供(しちじゅうごぜんだいけんぐ)神事など。秋の例大祭で挙行されます。)。 出雲神社社叢のツルマンリョウ ツルマンリョウは赤い実をつけるヤブコウジ科の植物で、国内数か所にのみ生息するという希少な植物です。国指定の天然記念物に指定されています。(※山中に自生しますが、保護のため立ち入りはご遠慮ください。) |